マーサ、あるいはマーシー・メイ!少女を襲うカルト集団の狂気

マーサ、あるいはマーシー・メイ(2011米)は面白い映画か?と聞かれると素直にはいとは言えないのですが、カルト集団で暮らすシーンや、トラウマに悩まされるシーンなど、印象的な描写が多く、ある面とても心に残る映画となりました。社会派の映画が好きな人にはオススメです。

マーベルのアベンジャーズシリーズで一躍スターになっった、とってもキレイで可愛いエリザベス・オルセンが主人公の少女役で出演しています。

マーシー・メイのストーリー概要

カルト集団が暮らす山間から逃げ出し、姉夫婦のもとで暮らし始めたマーサであったが、2年間に及ぶカルト集団での生活やトラウマがフラッシュバックし、日常生活に支障をきたしてしまうようになる。

やがて姉夫婦も手に負えなくなり病院へ入れることに。病院に向かう途中1台クルマがついてきてマーサがそれは教団から連れ戻しに来た車ではないか?と考えているところで終わり。

マーシー・メイの感想

マーサが姉夫婦との生活に戻っても上手く馴染めず、自ら逃げ出したカルト集団では自分の居場所があったような錯覚に悩まされている様子が見どころ。

カルト集団での生活の描写に非常にリアリティがあり興味深い。小さな集団が自給自足で生活しているのですが、カリスマ的な男性がいて、それをあがめる人が周りにいると人は自然にそれになびいてしまう。

それは現実生活でも同じかも知れないですね。個々の考えはそれぞれあっても、集団になると権力を得るための行動に走り、結果みんな迷走するという心理は非常に興味深いです。